二日連続生歌を大いに聴く。

7月12日(土)@桜井市場 はにほへと
『はにほへとのごあいあさつ』
出演:平井正也(fromマーガレットズロース)/吉田省念と三日月スープ/レッツゴー2匹

7月13日(日)@中崎町Rcafe
植木遊人ワンマン (ゲスト奇妙礼太郎

両日共に素敵なイベントでした。

はにほへとは当初の予定から
Rcafeはアンプの不良で途中から
生声生ギター*1
キャパ30人弱な会場での生歌というのは本当にダイレクトに届いて来て聴く方もいつも以上に真剣になる。歌って凄いよ。って知ってるつもりだったけど改めて思った。

【はにほへとのごあいさつ】
『レッツゴー2匹』はゆるりと桜井市場の匂いを感じさせてくれた。「いってらっしゃいおかえんなさい」とっても暖かい。思ってるだけじゃなくて言葉にするってとても大事。ということ。『吉田省念と三日月スープ』なんなんだろうあの4人!全員天才だと思う。そして4人ともおもしろくて素敵な人だ。とても素敵な音楽を聴かせてくれる。場の適応能力の高さが凄い。持ってきてたCDは即完売。僕もこっそり1枚買う。って5枚しか持ってきてないのだのも、もっと持ってきてたらもっと売れてたと思うのに。もったいないもったいない。『平井正也』はじめてこの方の歌声を聴いたときも生歌で、お昼に聴いてその後もライブに行ったのだけど、その日はずっと平井さんの歌声の余韻に浸りぱなしだった。そしてこの日も、相変わらず良い声で良い歌を歌う良い人だった、人柄が滲み出ている、ライブ最後に、はにほへとのオープン(プレだけど)記念にと、ご厚意で吉田省念と三日月スープ平井正也セッション!まずマーガレットズロースの『石鹸』!ブンブン!ブンブン!みんなで言うのがとても楽しかった。盛り上がった。そしてそこで終わりかと思わせてもう1曲!カバーをfishmansの『チャンス』を。この曲をセッションはその日やる事が決まって、リハ終わりにはにほへと店主にバレないように公園に行って合わせたりしてくれてた。その気持ちが凄くいいなっていい大人の遊び心満点さが、みんなで驚かせようってしていたのが、とてもいいないいなと語彙が少ない僕はただただいいないいなと思う。いいな。

植木遊人R cafeワンマン】
開場時間ちょっと前にR cafeに着いて外で待ってると奇妙さんが照れくさそうな顔をしてやってきた。どうも遅刻したみたい。中から植木さんになじられてる声が聞こえた。
笑。『奇妙礼太郎』とても素敵な歌声を持ってる方、奇妙さんが歌うと奇妙さんの歌になる*2。いつのまにかすっかりファンになっている。新曲『レモン』やトラベルスイング楽団の曲、そしてしゃかりきコロンブスの名曲『ロックンロールベイビー』、荒井の由美さんのカバー『ルージュの伝言』など、良いセットリスト。でも本人も言ってたけどこの日はちょっと不発。奇妙さんの持ち味が出る前にライブが終わった気がする。本人曰く「アベレージ(平均点)が低い」と気にしてた、そのアベレージを下げてしまう日だったらしい。爆発したときの奇妙さんは本当に凄い。見えないなにかが見えてるようなそんな不思議なオーラが出てる。そんな中でもライブ後、奇妙さんをはじめて見たお客さんが熱心に話しかけていた、そんな時のためにフライヤー持ってきたらいいのに音源持ってきたらいいのにとか思ってしまう。もったいないもったいない。『植木遊人』5月に「文学☆トゥナイト!」で熱いステージを見せて貰って以来、2ヶ月振りのライブ、今日はもっと色んな意味で熱かった。1時間以上の熱唱、途中から、多分2曲目終わりぐらいから袖から汗がずっと滴り落ちていた。それからずっと。植木さんは底抜けに明るいようで、かなりネガティブな考え方をしてしまう人だと思う。そんなネガティブさが行き行き過ぎると明るくなる。そんな感じ。そうゆうところが僕は好きだ。本当に気持ちのこもったライブを見せてくれて、ここ最近色々、自分のいっぱいいっぱい振りというか、不出来さに落ち込んでいたのでなんか良い刺激を貰えた気がした。明るく行きたい。どうせなら明るく楽しく行きたい。ライブ後に植木さんが飲んでるビールは誰よりもおいしそうだった。あんだけ汗かいて美味しくないハズがない。さ。帰りそのまま寝台特急で小田原まで帰ると行っていたけど無事乗れたのだろうか少し心配、植木さんからは「ZINKではサーカスとライブとかしたらいいと思う」とお言葉を貰った。

BACONのボーカルさんが来てて、8月末に予定されてる淀川フォークフェスの話をされていた。植木遊人は今年も出るらしい。MCでも言ってた。R cafeでもう一人出演者が決まってそうだった。その日とても元気だったら行こうかなと少し思う。

*1:ライブ後に植木さんが言ってたけど、生歌は機材通した時の2倍以上力がいるって言ってた。そんな植木さんは3倍くらいの力で歌ってそうに見えた

*2:それは夜もヒッパレ的な意味ではなく